「天使は誰だ」

推奨<目星>なくても良い
推奨人数 3人
PL難易度 高め
KP難易度 普通
時間 三時間程度
備考 よくあるクローズドですが、かなり癖が強くロストしやすいので注意。
[導入]目が覚めたら。





「KPへ」
このシナリオでは裏で天使ポイントというものを数えてもらいます。
天使ポイントとはPCが天使にどれだけ近づいているかの値になります。
KPは裏で一人一人の天使ポイントを数えていてください。
各地で増えるポイント+減ったSAN分だけが総合の天使ポイントとなります。

地下の01から04までの部屋のいずれか一つでもを開けずに(例:01~03までは開けたが04は開けなかった等)、そのまま絵の裏に隠された倉庫にたどり着き礼拝堂の扉を開けることが全員生還となります。
01から04の部屋を全て見ると、天使ポイントが一番高かった人が強制的に天使になり、最後に礼拝堂の扉を開けようとした時他のPCを殺してしまいます。
天使ポイントが同じだった場合はダイスで天使を決めます。
天使が生まれてしまった以上、その天使となってしまったPCはロストが確定します。
その他のPCが生き延びるためには天使のPCを殺すか、天使のPCが自殺をするかしかありません。
その場合は取り付いていたニャルラトホテプが出てきて1d10/1d100のSANCが入ります。

地図には倉庫がないということ、扉を開けた時に入る描写が最大のヒントとなります。

各地で<目星>をしたいといえばさせて、その度に即興で0/1のSANCを発生させて天使ポイントを溜めさせても良いかもしれません。

あまりにSANが低い探索者が来ると、天使ポイントが偏ると思われるので来させる探索者はSANが最低でも50あると良いでしょう。



「背景」
自分の狂信者を作ろうとしていたニャルのお遊びです。ごめんなさい。
天使とはニャルのことです。









【導入】
あなた方は目がさめると。
見知らぬ大きな扉を見つめていた。
大きな扉はとても豪勢な装飾が施され白く美しい。
あたまがおもい。記憶を辿ろうとしても頭は動いてくれない。貴方には記憶がないのだから。
ふと横を見れば戸惑いの顔をする人が2人(自分以外の探索者)
そして後ろ振り向けば、まず、みえたのは。
真っ赤に染まった礼拝堂のようだった。
大量の死体と大量の鮮血。人だったものは肉塊としか言いようがなく山をなしていた。
ふと、手に違和感を覚える。見れば、1丁の拳銃が握られていた。
SANC1/1d6(ここのSANCは天使ポイントに数えない)

KPへ
記憶が無いのは呪文を封じるためです。その他に特に理由は無いので自身が普段何しているかまでは覚えていていいでしょう。



【礼拝堂】
美しく広い礼拝堂。血で染まっている。
死体はどれも首がないもの、下半身がないものなど様々だ。
死体は斧や拳銃など武器をもっている。(最後天使が他PCを殺すときに使用できようにするためのもの)
豪勢な扉の他に、もう一枚簡素な木製の扉が奥にある。豪勢な扉は鍵がかかっている。
蝋燭がいたるところに置いてあり、何かを見るのに困らない程度には明るい。
燭台が机の上にあり、蝋燭に火が付いている。


<目星>または探すという宣言
礼拝堂の椅子にメモが一枚。

表 「天使は誰だ」
裏 「天使を殺せ」



机の上の燭台には蝋燭があり煌々と輝いている。どこか不思議な気配を纏っている。
燭台の下にメモ
「天使は聖なる炎に触れない」
・ろうそくの炎はこの時点で触っても熱くない。触れる。消えることはない。
 天使ポイントがたまっていくにつれて熱くなってゆく。

1~4:ほぼ熱くない。触れる。
5~10:熱いが触れないほどではない。
11~:かなり熱い。
天使になっている状態:完全に触れない。近くまで手を持ってきただけで熱くてたまらない。









【扉の先】
どうやら廊下のようである。
「天使になるのは誰だ?」と壁に血で大きく書かれている。
扉が三つあるのと地図がある。ここで地図を提示すること。




【司祭の部屋】
ベット机がある簡素な部屋。
机の上に広げっぱなしのノートがある。


・ノート
「楽園から来た子たちへ
 君たちの中に天使は混じってたりはしないかな?
 安心はできないよ。
いつ天使が君たちをみつけるかはわからない。」

・隣のページをめくる
「そうそう、楽園への鍵は倉庫に隠しておいたよ。」


<目星>何かベッドの下にあるように思える。
<聞き耳>何か腐敗臭がする
ベッドの下から首のない司祭の死体を見つけるSANC1/1d3






【書斎】
どうやら書斎のようである。
たくさんの本が並べられている。
机にメモが置いてある

メモ
「天使は人に取り憑き永遠たる狂気を与える
 天使は狂気に惹かれてやってくる
 心に隙を与えるな
 天使は誰だ」


<目星>または<図書館>で英語の本が見つかる
キリスト教と英語の本。付箋がしてある。
・「right」正しい、と右の綴りは同じということが書いてある。




【廊下】

扉が三つ。地図の通りであれば二つは懺悔室。一つは地下への階段であることがわかる。

廊下に入った時点で懺悔する側の扉から声がする。詳しく聞く場合は<聞き耳>
神父側の扉の方の中には何もない。ここからは声しっかり聞こえる。

<聞き耳>に成功すると以下の内容が懺悔室の方から聞こえる。

「私の息子は殺されました。
手足をもがれ、腹を抉り出され、首を切り裂かれ殺されました。
憎しみに駆られてしまった私には何かが取り付いていたようにも思えました。
私は息子を殺した人間を殺したのです。
どうか、どうかお許しください」
と繰り返し繰り返し言っている

許すと答えると天使ポイントに+3
何も答えない、それ以外のことを言うとポイントは溜まらない。



声を聞いた後、懺悔側の扉を開けると、メモがある。誰もいない。
「殺せ殺せ
 天使はお前だ
 全て殺せ、気がすむまで」
狂気に満ちた字を見たことによりSANC0/1




【地下】

地下へ降り扉を開けるとまた廊下が続いている
扉が三つ。「01」と「02」ともう一つは廊下への扉のようである
※KP向け情報
地下の扉を一つづつ開けた時、開けたPCに描写を入れてください。開けた扉の順番は問いません。
すべての四つの扉を開けた時、天使が生まれます。

1つめ、「開けた瞬間何やら寒気を感じた」
2つめ、「開けた瞬間何か悪寒とともに何かが這う感覚を覚える」
3つめ、「開けた瞬間何かが扉から出てきて背中を這うような感覚を少し覚える」
4つめ、「開けた瞬間何か邪悪なものが扉から出てきて背中を通った感覚がした」




【01】
扉を開けるとそこは薄暗い部屋であり、首吊り死体が○体あった
顔に麻布がかけられ顔は見えない。
異様な光景に
1/1d4のSANc
麻布をとると自分たちの顔が見える。1/1d4のSANC
小さなメモが落ちている
「天使はみんなこうなる定め」
と書かれている
 


【02】

そこを開けてみれば混沌が広がっていた
大量の、死体、死体。腐乱臭が漂い不快感が襲う。

1/1d3のSANc


<目星>
あなたは死体を漁る。漁った中に見つけた。
そう、あなたの家族、友人大切な人の死体を。SANC1/1d3
もうひとつ、メモを見つける。「もうじきに天使がお前らを見つける 楽園へ逃げるしかない」
<目星>失敗
それはネズミかと思った。しかしそれの全体を見た時不快感に襲われた。
それは顔は人間、胴体はネズミの化け物の死体だった。SANC0/1d4






【廊下】
扉を開けると廊下がまた続いており扉が2つ。「03」「04」と書かれた扉と突き当たりに大きな絵が飾られている。



【03】

乱雑に物が置かれた生活感の溢れる部屋。
ベッドは布団がぐちゃぐちゃにおいてあり
机には新聞が乱雑に置かれている

マーカーで「天使」とくくられている部分がある
「大量殺人、動機は謎
 (探索者の名前)容疑者」
それを見た瞬間、ほんの一瞬それが自分の名前になっていたかのように見えた。
薄ら寒いものを覚えSANC0/1
近くにメモがある。
「天使を野放しにするな 狂気はいつやってくるかわからない」

それを見た瞬間、ぼとぼとぼとと、何かが落ちてきた。白い小さなものが大量に。
体に触れるそれは柔らかく不快感がある。見てみればそれは白い蛆だった。
それらはうぞうぞとあつまると一つの形をなそうとしている
そして人型をとるとあなた方に襲いかかってきた。1d3/2d6のSANC
逃げるという宣言で逃げられる。部屋の外まで追ってくることは無い。


這うもの(マレウスより)
STR7 CON14 POW20 DEX7 SIZ13 INT13
追っかけてくるだけで攻撃はしません。


【04】

たくさんの人が立っている。いや、違う。
あれは人形だ。大量の蝋人形がそこに立っていた。
そして何よりきになるのはその3体の人形。あなたがたにそっくりなのである。
異様な光景にSANc1/1d3

(ここで全員にd100を降らせる。POW×3に失敗すると壊してしまう。複数失敗した者がいたら出目の高い者が壊す。
成功すれば壊したくなる衝動が押し寄せるだけ。任意。個人チャットで送っても面白いかもしれません
壊したPCには天使ポイント3)


メモがおちている。
「全て壊せ、壊した先には何もない
 天使は死ぬまで止まらない」









【絵】
※クリックで大きくなります
<知識><オカルト>で最後の審判だとわかる。
とても大きい。動かすとさらに扉が出てくる。<目星>で出しても良い

扉には
「子供からパンを奪い、老人にミルクを分け、嘘をつかなかった男がいた。彼は地獄へ行った。
子供にパンを与え、老人を騙し、人を殺し、親を大切にした男がいた。彼は楽園へ行った。
迷える子羊よ、迷ったら正しい行いをしなさい。そうすれば戻ることはまだ可能だ。」
と書いてある。

扉を開けるとそこはさらに地下へと続く階段がのびている。
地下へ行くとそこは左右に道が続いている
何か魔術のようなものが帯びており、単純な作りではあるが考えなしに進めば迷ってしまいようなきがする。





※正解
子供にパンを与えた(正しい行いなので右)老人を騙した(間違った行いなので左)人を殺した(間違った行いなので左)親を大切にした(正しい行いなので右)
なので、右、左、左、右と進むと倉庫の扉が見える

間違っても迷うだけで、正しい行い、右に進んでいけば元の廊下に戻ることができる。




【倉庫】
たどり着いた先、開ければそこは倉庫のようだった
埃臭い中に、掃除用具のようなものに混じって鍵束を見つける。(これで礼拝堂の扉が開けられる。)










ED.A誰も天使になっていない状態で礼拝堂の扉を開ける。
「扉を開けると、まばゆい光にあなた方は包まれる。
 そうして体が全て光に包まれると意識を手ばなした。
 気がつけば。いつもの天井を見つめていた。 目が覚めた。時刻は朝。
 嫌な、夢を見た。そうしてあなた方はこれからの日常が平穏なものであれと願うだろう。」
全員生還
SAN回復1D10
 


ED.B.C天使を殺す、天使が自殺をする
「貴方は銃口を向ける。
 銃声とともに凄まじい衝撃が走る。そのまま、貴方は意識を失った。
 そしてその血液は周囲に飛び散るそしてその血液が、渦を巻き、形なして行く。
 それは巨大な円錐のようだった。
 その体から出たとは思えない量の血液はどす黒くなり一分の光すらを反射しない。
 足ののようなものは三本。伸びた触手のような頭部にはぽっかりと穴が開いており。混沌をのぞかせた。
 目をそらそうが、目を閉じようが、意識をかき回すようにそのおぞましきものが脳を蹂躙した。
 SANC1D10/1D100」



耐えればED.B 耐えなければED.Cヘ
ED.B
「その巨大なる混沌を見、貴方は動けない。そうしてそのまま意識を手放した。
 そして気がつけばいつもの天井を見つめていた。
 服は寝間着。見れば朝だ。嫌な夢を見た、そして貴方はこれからの日常が平穏なものであれと願うだろう」
生還 SAN回復1D10+10


ED.C
「あなたは大いなる混沌を見た瞬間、意識を手放す。
 あなたは正気を保っていられなかった。そうしてゆっくりの意識を闇の中へと落としていった」
SAN0ロスト 昏睡状態で見つかる。




ED.D 天使がいる状態で礼拝堂の扉を開ける。
個人チャットで天使のPCに「SANを0にし、他PCを床に転がっている銃で打ち抜き殺す」という内容のチャットを送ること。
RPがあればさせ、無いようならば描写へ進む。

描写例
「(天使のPC)は死体の持っていた拳銃をひろう。
 そしてゆっくりと の方へと向ける。振り向いた2人は突然銃口を向けられたからか動くことはできなかった。
 パン、と銃声がした。 と同時にまっすぐ何かが向かってくる、
 そして凄まじい衝撃を頭に受けるかと思った瞬間、あなたがたは意識を落とした。
 (天使のPC)はその倒れた2人を一瞥する、感情はわかない。
 そして何かに操られるように白い扉の鍵を開け、入って行く。開けた瞬間、まばゆい光に包まれる。
 気がつくと、(天使のPC)はいつもの天井を見つめていた。
 しかしいつもと違うものが一つある。自分の中に潜む邪悪がある。それは貴方の意識と溶け合っている。それを貴方は知っている。
 その渦から発せられるこらえきれないような殺人欲が貴方の中に渦巻いていた。」

天使だった者はSAN0永久発狂殺人癖、残りの2人は肉体ロスト。



※他PCの見えない場所で天使が自殺を行うなどという宣言をした場合は礼拝堂の扉を開けた瞬間d100を入れるなどの処理を行ってください。






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